お客様の笑顔を想像しながら
私の仕事は、ネットショップでご注文いただいた商品を一つひとつ組み立て、丁寧に梱包し、出荷することが主な業務です。
また、在庫が切れないよう在庫管理や発注作業も担当しています。
さらに、成型された部品を打ち抜いたり、製品を組み立てたり、梱包したりと、力の弱い私でも簡単にできる作業です。
お客様と直接お会いする機会はありませんが、商品が届いたときに喜んでいただけるようにと心を込めて業務に取り組んでいます。
ある日、「梱包が丁寧でした!」というお客様からの声をいただいたときは、思わず顔がほころぶほど嬉しかったのを今でも覚えています。
テープの端を折ってお届けします
当店では、環境に優しい梱包を心がけています。
ガムテープで頑丈に封を閉じているため、開封時にお客様が爪でカリカリとする手間がかかってしまうことも…。
小さなことではありますが、お客様にとって便利で喜んでいただける工夫を、これからも一つひとつ積み重ねていきたいと考えています。
新しいことが苦手だった私が変わった瞬間
実を言うと、新しいことに挑戦するのは少し苦手です。でも、この会社では次々と新しい仕事が生まれ、それに向き合っていく必要があります。
そんな中で、自分にできることは何だろうと考えたとき、私は「丁寧な作業」が自分の強みだと気づきました。
とはいえ、加工の仕事では効率が求められることが多く、最初はなかなか思うように進められませんでした。
同僚と何度も試行錯誤を重ねるうちに、少しずつ作業のコツがわかるようになりました。やがて作業時間が短縮され、生産効率が目に見えて上がったときには、胸の奥からじんわりと達成感が湧いてきました。それは、ただ効率が良くなっただけでなく、みんなで工夫を重ね、一歩前進できた喜びでもあります。
さらに、現場の先輩方から「早いし丁寧や!」と褒めていただいたときには、自分の成長を実感し、本当に嬉しかったです。
リフト免許取得にチャレンジ
50歳を過ぎてから思い立ち、フォークリフトの免許を取得した経験は、私にとって大きな転機となりました。
特に必要に迫られたわけではなく、「やってみたい」という好奇心から始めた挑戦です。毎日が新鮮で、運転技術を習得していく日々は、今でも鮮明に覚えています。
今ではリフトを運転できるようになり、自信を持って仕事に取り組むことができています。周りから頼りにされることは、大きな喜びです。
この経験を通じて、「新しいことにも挑戦してみよう!」という自信がつきました。今では「なんくるないさ(大丈夫)」の精神で、どんなことにも前向きに取り組めるようになった自分がいます。
自然に飛び交う「強み」という言葉
近江化成には、言葉だけでなく、自ら行動することで周囲を引っ張るリーダーがたくさんいます。
その背中で示してくれる姿に、いつも刺激を受け、「私ももっと成長したい」という気持ちが湧いてきます。
また、近江化成では「強みを活かす」という文化がしっかり根付いています。
社員一人ひとりが自分の強みを最大限に発揮し、チーム全体で力を高め合う風土が築かれています。
以前、工場見学に来られた方から、不意に「あなたの強みは?」とカメラの前で質問されました。そのとき、何の準備もしていないのにスラスラと答える自分に驚きました(笑)。
意識していないと言えば嘘になりますが、きっと染みついているのでしょうね。
近江化成がくれた私らしくいれる場所
以前の私は、与えられた仕事を淡々とこなすことが「働く」ということだと思っていました。しかし、近江化成では社員一人ひとりが主体的に考え、行動できる環境が整っています。
この自由な風土の中で、毎日仕事に対するやりがいを感じながら働けることに感謝しています。
近江化成での日々は、私にとって新しい挑戦と自己成長の場です。ここで得られる経験は、私の大切な財産になっています。
これからも、お客様の笑顔を思い浮かべながら、自分のペースで一歩ずつ成長を続けていきたいと考えています。